前回のお約束で今日もフォワグラの話です。あまり知られていないと思いますが、(知っていたらゴメンナサイ~ 笑~笑)大きく分けて2種類のフォワグラが存在します。鵞鳥と鴨です。当然、体の
大きさが違いますからフォワグラの大きさも違います。私個人の好みでいえば、焼くには鵞鳥で
テリ-ヌには鴨で使い分けています。鴨のほうが脂分の比率が多く相当達人でないと下手をすれば
やいている時に30%位は脂で流れちゃいます。その点ガチョウの方は鴨の半分以下で済みます。
これは、達人でなくてもOK!です。

鵞鳥は実はオ-ルマイティだと思っています。これはどちらでもいけるフラン仕立てとム-スです。


非常に簡単です。
テリ-ヌにしたフォワグラを裏漉ししてブイヨンとクリ-ム、卵、ポルト酒を加えプリンのようにココットに入れて蒸します。かけるソ-スはポルト酒かシェリ-などが良く合います。ム-スの方は裏漉して生クリームでつないで、お好みのかたちに作ってア-モンドやクルミ、ヘ-ゼルナッツなどを
表面に貼り付けます。どちらもフォワグラならではの仕上げ方ですね。但し産地によっては若干異なる事を頭にとどめておいてください。例えばフランスのランドさんとハンガリ-のものとでは、かわってきます。ご飯、育ってきた環境でずいぶんと価格にも差があります。私たちはそれを少しでも
カバ-の出来る技術で補っています。私のお店では今ソテ-のみです。長々とお付き合い
ありがとうございました。明日もまたクリスマスに登場する食材をご紹介します。
それではSalut!